走力の差に圧倒される

走力の差に圧倒される

走力の差に圧倒される事が
あるかもしれません。

 

体育の授業や運動会も常に1位で、周りの児童や先生からも注目を集めていた私は、小学校卒業までかけっこの速さで勝る者はいませんでした。

 

しかし中学校に進学すると、隣の小学校から入学しのちに野球部で一緒になった友達にその座を奪われました。

 

中学校の野球部に入部した初日、私を含め十数名の新入生部員が集められ「50mのタイムを計る」と顧問に言われ、走力を試すことになりました。

 

当時、足にかなりの自信を持っていた私は「1番のタイムはきっと自分だろう」と思っていました。

 

途中まで私のタイムは1位でしたが、明らかに違う韋駄天走りで終盤に驚くようなタイムを出した友達に、一気に周囲の目が集まりました。

 

走力に自信のあった私も、「この人には走りでは絶対に勝てない!」と感じてしまいました。 

 

レギュラーを獲得し活躍した友達は、運動会でも段違いの走りを見せ、中学校の3年間他を圧倒しました。

 

自分がどんなに自信のあることでも、「上には上がいる」という事実をまざまざと思い知らされた中学校野球部の俊足のチームメイトです。

 

思い出の運動会

 

学生時代、行事の中で思い出に残っている運動会は秋のイメージがありますが、最近は5月頃に行う学校もあります。

 

私は、両親が運動会の応援に来てくれた記憶がほとんどありません。

 

しかし、小学6年生の秋の運動会は両親が応援に来てくれ、とても嬉しかったのを覚えています。

 

私は、徒競走と最後を締めくくる紅白対抗リレーの選手にも選ばれていました。

 

小学校の5年間、1度も応援に来られなかったので、最後の運動会は「来てくれる」と密かに期待し、1週間前、「来週の日曜日、応援に来てくれる?」と尋ねました。

 

両親は「予定が無かったら行くよ!」と言ってくれました。

 

運動会当日を迎え、忙しいスケジュールの中応援へ来てくれた両親の期待に応えるべく健闘した私は、徒競走とリレーの両種目に優勝しました。 自宅に帰ると「よく頑張ったね!」と父親は頭を撫でほめられました。

 

結局、1度だけ両親が応援に来てくれた運動会で精一杯の姿を見せることができ、いつまでも私の心に残る思い出になりました。