野球選手への体力づくり

野球選手への体力づくり

野球選手への体力づくりは非常に大切だと
思います。

 

高校進学時、私は硬式野球部に入部することを決めていました。

 

しかし、野球をすることより「選手としての体力づくり」という壁が立ちはだかり大きな試練が待ち受けていました。

 

入部したての部員が、いきなり野球をさせてもらえないことは承知の上でしたが、「こんなにも苦労するのか」と思ったくらい野球部からの洗礼を嫌というほど浴びせられました。

 

私は泣きたくなるような心境で、毎日のロードワークと筋肉が悲鳴をあげるほど厳しい筋力トレーニングを行い、1ヶ月間の体力づくりにひたすら励みました。

 

体力づくりは「全て野球選手として活動するために必要な基礎」と後に先輩部員に言われました。

 

1か月後、あっという間に鋼のような身体に変身し体力づくりに成功した私は、野球選手としてのスタートを切ることができました。

 

車椅子生活者となった今でも、私は野球部に入部した当時のできごとを忘れていません。

 

あの苦しい体力づくりの日々があったからこそ、「立派な肉体を手に入れることができた」と高校進学時の思い出を懐かしくしみじみと振り返ることができます。

 

大雨の中での野球合宿

 

高校で硬式野球部に在籍していたとき、年1回8月の暑い時期に学校内にある宿に泊まって3泊4日の野球合宿をするのが恒例行事となっていました。

 

炎天下の下で野球をするのは地獄に等しいくらいきつかったです。

 

しかし、高校1年の夏の合宿では思わぬハプニングにより、辛いはずの練習が一転、楽しい練習に様変わりしてしまいました。

 

合宿当日、朝からグラウンドには太陽が照りつけ、うだるような暑さの中で1日の練習が始まりました。

 

午後の練習が始まった頃には気分が悪くてトイレで嘔吐する野球部員もいました。

 

そして、地獄の外野ノックが開始された午後3時、空から突然のスコールが降ってきました。

 

これには先輩をはじめ部員全員が大喜びでした。

 

普段ならきつくて疲れ果ててしまうダッシュ外野ノックも、外野手皆がボールに向かってダイビングキャッチするなどまるで練習を楽しむかのようにはしゃいでいました。

 

おかげでグローブはびしょびしょです。

 

練習を心から楽しむことができたのはこの合宿での練習が初めてでした。

 

気のせいか、監督の先生もこの日ばかりは練習を楽しんでいるように見えました。

 

普段は雨が降るのを嫌う私でしたが、猛暑でのスコールに少しだけ感謝してしまった高校野球の思い出でした。

 

涙、涙の引退試合

 

テレビで夏の甲子園高校野球大会を見ていると、負けたチームは悔しさのあまり泣いている姿をよく見ます。

 

高校野球に涙はつき物です。私とて、高校に入学してから先輩方の引退試合、そして自分の引退試合の後は悔しくて大粒の涙を流しました。

 

特に覚えているのが、高校1年生のときの夏の甲子園地方予選で負けた試合で流した悔し涙です。

 

地方予選1回戦にも関わらず、私の高校は大量得点を奪われ無残なコールド負けを喫してしまいました。

 

ベンチに戻り控え室に入ると、そこには涙でくれる先輩たちの姿がありました。

 

私はその光景をただ呆然と見ていることしかできませんでしたが、次第に私の目からも涙が溢れ出しました。

 

部員総勢20名と少数精鋭で挑んだチームで、試合に出場できなかった私は悔しさで顔をにじませました。

 

そして監督のミーティング後、涙で崩れていた1年生の私のところへ3年生の先輩が近寄り、「この悔しさはお前たちが晴らしてくれ!」とエールをもらいました。

 

私はその悔しい思いを背に一生懸命野球に励みましたが、私の高校は3年間で公式戦1勝しかできませんでした。

 

今振り返ってみれば、うれし涙よりも悔し涙のほうが圧倒的に多かった私の野球人生だったように思いました。